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床暖房

床暖房の仕上げ材

『床暖房を採用したいのですが、どんな仕上げ材がありますか?』との問いに対して、多くの業者は一応に口をそろえ、『床暖房専用の仕上げ材をお勧めします。』というありきたりのリスク回避の返事をするのがこの業界です。 つまり、熱による仕上げ材に起こる反り・隙間・変色・ひび割れなどのクレームが怖いのであります。しかし、仕上げ材の持つ意味は、床暖房で得られる快適空間より、時にはもっと重要な役割があると考えます。日本は四季のある国です。床暖房を使用しない時季もクライアントにとって、しっくりこない、気に入らない仕上げ材を選定することは、けしていいことではないとタフは考えます。大切なのは、個にあった仕上げ材も十分に考慮に入れ、床暖房システムを構築していくことが大切だと考えます。

ムク材’と床暖房‘についての滑稽さ

近年、自然志向の高まりの中、自然素材そのもののフローリング‘ムク材’を希望されるお客様が多くなって参りました。その影響のもと、ムク材を徹底的に乾燥させ、ムクが呼吸することにより得られる本来の機能まで停止させてしまうムクフローリングが、多く市場に出回るようになりました。ムクの本質を理解していない人達、床暖房を知らない人達が、必要以上にクレームをおっしゃられるユーザーへの防護策なのかもしれません。 ムクは生きています。そのムク材に大きなストレスをかけないようにしてあげたりするなど、工夫をすればさほど大きな問題ではないのです。 床暖房は仕上げ材を選ぶのではなく、仕上げ材が床暖房のシステムのあり方を選ぶことが大切です。

ひとくちで畳といっても多くの種類があり、畳表・畳芯・畳床・厚み・形状など様々です。弊社も過去、神社仏閣・幼稚園はもとより、一般家庭など数百件のお客様にご採用されていますが、すべてその都度、現場ごとに提案させておいていただいております。しっかりした情報を確実に職人さんに伝えることが肝要です。

コルクタイル

この仕上げ材もそのやわらかい歩行感・デザイン性の面からいまだに人気のある製品として、多くの方の支持をいただいていますが、しかし、コルクタイルのもともとの本質は断熱性にあるというところです。つまり、断熱材に対して床暖房にて熱を加えるという逆の作用をしなければならず、本来のコルクタイルは10mm以上のものが望ましいのですが、現状4~6mmの薄型が基本となっています。また、下地材を用いて施工する場合が多く、下地材の良し悪しによって、めくれ、はがれ、はり筋などが出やすい仕上げ材です。施工時には、接着剤の種類、量、下地の種類などに十分な配慮が必要です。床暖房で採用する場合は、できるだけ一度粉砕し、焼き固めたタイプの製品をお奨めします。

カーペット

この仕上げ材は、10年以上前は、高級住宅にもっとも多く採用されたものです。 自然志向の中、また、いらぬ風評がたち、最近ではほとんど見なくなりました。床暖房を長く扱っている業者の方ならば、皆、一応に悩まされた材質でしたが、弊社は超効率性銅製のパネルを用いることにより、カーペット下地のフェルトを通しても問題なく温度が得られ、多くのユーザーにご満足いただけることが出来ました。 今でも老舗旅館・ホテルや超高級住宅においては根強い人気があります。

石・タイル

この仕上げ材は、高級住宅で多く採用されるケースが多く、大理石、みかげ石、トラバーチン、天照石、伊豆石、てっぺい石など様々な製品を利用させていただきました。昔に比べると、天照石など岩盤浴に使われる一部を除いては、極めて安い値段で購入できるため、一般住宅でも多く採用されるようになりました。床暖房の相性としては、かるた状の石を除いては最高だと考えています。普通は、土間工法により施工する場合には、なんら問題なく施工できるのですが、木軸工法の場合、下地との相性により、めじ割れするケースがよく見受けられます。この現象としては、大きく2つあり、1つは下地材が薄すぎ、それによるひび割れ、もう1つが接着剤のミス選定によるメ地割れ、石割れです。このような場合、必ず接着剤は、ウレタン型の接着剤を使用することをお勧めいたします。 また、人工大理石を埋設工法で使用する場合、モルタルセメントのあくがそのまま模様として残る場合がありますので、土間工法によりこの石を使うには、注意が必要です。余談ですが、15年以上前になりますが、施主様の強い要望により、『韓国のオンドルの間を作りたい。』とのリクエストにお答えして、本場より土などを取り寄せ、施工を行いましたが、日本の土では考えられない程の暖かさを経験したことがあります。

Pタイル

この材質は、一般家庭では、水まわりに部分的に採用される場合を除いては、ほとんどが大型施設で使用されている仕上げ材です。この材質は、仕上げが薄く、凹凸がないため、施工は極めて簡単なのですが、下地がコンクリート仕上げの場合には、クラックによるひび割れの筋目が気になる場合が多いです。工期がない場合で、自然クラックが生じる場合に仕上げをしなければならない時は、Pタイル施工前に強制的に熱を加え、コンクリートにクラックを生じさせ、そこを処理していただいてから、耐熱用の接着剤を使い、Pタイルを温めながら伸ばして貼ることをお勧めします。また、これをしたからといって、長年の間には必ずクラックは生じます。このクラックがどうしても気にかかる場合は、磁器モルタル工法をお奨めいたします。この工法は値段が張るのですが、コンクリートをセラミック化するため、このようないっさいのクラック問題は起きません。

床暖房設計責任施工実績(一般・特殊)、ふく射冷暖房クール暖施工実績、太陽光パネル施工実績多数!

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