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床暖房

電気式の放熱部に用いる部材についての考え方

電気床暖房の評価基準

電気床暖房にも温水式と同様に発熱体一つをとっても様々なタイプがあり、今日、非常に多くの製品が市場に出回っている中で、最適な製品を選択するのは非常に大変なことでした。選択にあたっては「ランニングコスト」「イニシャルコスト」「メンテナンスコスト」「暖房性能」「メーカーによる保証制度」などが製品の比較基準になりますが、一番気を付けなければならないのは、「製品の安全性」及び「耐久性」です。近年、床暖房市場拡大とともに電気式床暖房を扱うメーカーの多くに、事故が相次いで起きているのが現状です。前にも述べましたが、床下に施工し、簡単には点検・補修できない「床暖房システム」にとっては、まずもって認識しなければならない事項と言えるのです。ただ「製品の安全性・耐久性」といってもメーカー自身が発表しているものでは何の意味もないということです。製品基準は、あくまでも以下に示す「第三者による電気床暖房の安全基準」の厳しい認定を受けた製品を選択することが必要だと考えます。

1.S-JET認証

  • S-JET認証とは、公正・中立な第三者である(財)電気安全環境研究所が、当該製品が電気用品安全法を厳守していることを製品検査や工場検査により確認したものです。
  • 合格した(認証された)製品には、図1の認証マークが表示されています
  • 認証を取得した製品でも、製品検査や工場検査は毎年実施され、基準を満たしていない場合は認証を取り消されます。
  • なお、S-JET認証制度が開始されたのは、旧電気用品取締法が規制緩和により電気用品安全法として改正された平成7年からで、現在、店頭で販売されているテレビ、冷蔵庫など主な電気製品の約7割がこの認証を受けています。

2.S-JEF認証

  • S-JEF認証とは、S-JET認証に加え、当該製品が電気床暖房自主基準を満たしていることを、(財)電気安全環境研究所による製品試験、電気床暖房工業会が設置した認証表示評価委員会での審査により確認されたもので、「電気床暖房が有すべき高度な安全基準を満たしている製品」であることを示しています。
  • 「電気床暖房自主基準」は電気床暖房の更なる安全性確保のために電気床暖房工業会が制定したもので、内容は以下のとおりです。 [1] 敷設型電気床暖房 発熱体基準 [2] 敷設型電気床暖房 設計・施工基準 [3] 施設型蓄熱式電気床暖房 設計・施工基準 [4] 施設型電気床暖房 熱的安全基準
    [5] 自己過熱抑制PTC発熱素子利用 敷設型電気床暖房基準
  • 合格した(認証された)製品には、図2の認証マークが表示されています。なお、S-JEF認証の試験を受けるにはS-JET認証の取得が前提であり、図1、図2の認証マークは併記されます。 (図1のみはあるが、図2のみはない)
  • 認証を取得した製品でも、製品検査や工場検査は毎年実施され、基準を満たしていない場合は認証を取り消されます。

電気式放熱部

放熱部に用いる材質 ニクロム線 炭素繊維 PTC カーボンヒーター
歴史
耐久性 不明 不明
施工性 ○→△**
リサイクル性 不明 不明
環境性 不明 不明
イニシャルコスト

※均熱部については、ほとんどのメーカーの製品がアルミ箔、及びアルミ板で構成されていることが多いため、温水式をご参照下さい。

** 認証の取得基準が厳しくなるに従い、製品の放熱パネルに付属品が多くなり、施工性は従来に比べ極めて煩雑となってまいりましたのでこのような評価をさせていただきました。

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